意外と知らない外壁塗装の【保証】(高橋)|外壁塗装・屋根リフォーム専門店プロタイムズ栃木
宇都宮市・那須塩原市・栃木市の皆様
こんにちは!
栃木県県宇都宮市・那須塩原市・栃木市地域密着の屋根・外壁塗装専門店とちのき塗装テック
宇都宮鶴田店の高橋梨佳子です!
宇都宮市・那須塩原市・栃木市で数少ない自社職人在籍の外壁塗装&屋根塗装専門店だから、高品質の塗装工事を提供できます!
いつもブログをお読みいただき誠にありがとうございます!
今回は、外壁塗装を検討する際のチェックポイントとして【保証】をご紹介します。
保証の種類
ではまず、保証の種類についてお話しします。
保証の種類は大きく分けて
【メーカー保証】と【工事保証】の2種類があります。
メーカー保証
メーカー保証は「製品保証」と呼ばれる場合もあります。
製造メーカーが製品に対して付ける保証です。家電などをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。塗料メーカーは製造した塗料にメーカー保証をつけます。これは塗装業者や施工店に対して「施工方法をきちんと守って工事をしたら、パンフレットに載っている通りの性能が見込めますよ」というものです。
つまり、メーカーと施工店の間に発生する保証なのです。
では、メーカーとお客様、もしくは施工店とお客様の間に保証は無いのでしょうか?
ご安心ください、ございます!それが以下の工事保証です。
工事保証
工事保証をお客様にお出しするのは基本的には施工店になります。
塗料は塗料缶の中に入っている段階では「半製品」です。メーカーから仕入れた塗料を正しい希釈・正しい施工方法で塗ってそれが乾き、塗膜が形成されてようやく「製品」となります。
塗装業者・施工店が「適切な工程管理を行い正しい施工方法で塗装しました。安心してお過ごしいただけますよ。」と自信を持って提供するのが工事保証です。
ちなみに、メーカーからお客様に対して工事保証をお出しするケースはほとんど無いとお考えください。
というのも、塗装業者や施工店は全国に5万社程あると言われております。メーカーがその中のどのお店に何を届けどのような管理が行われているのかを把握するのは、残念ながら不可能に近いです。
ですので、「工事保証を出します」と言われた場合は施工店から保証してもらうものとお考えください。
工事保証の範囲
では工事保証では何をどれくらい保証してくれるのでしょうか。ここでは一般的な保証の範囲についてお話します。
保証年数
保証年数はだいたい2~10年の場合が多いです。
塗料の期待耐用年数より若干短く設定されています。年数は塗装した場所や塗料のグレードによって異なります。
外壁の保証の目安
シリコン塗料 | 3~5年 | 期待耐用年数:7~10年 |
---|---|---|
フッ素塗料 | 7~10年 | 期待耐用年数:12~16年 |
無機塗料 | 7~10年 | 期待耐用年数:16~20年 |
対象になる不具合
外壁塗装の場合、基本的には塗膜の剥離・ふくれが保証の対象になります。
何もしていないのに塗膜が剥がれてきた、外壁に膨らみが出てきた、という場合は保証の対象となります。
塗膜の剥がれと言っても
自転車のハンドルをぶつけてしまい塗膜が剥がれた
駐車の際にサイドミラーを擦り塗膜が剥がれた
といった外部からの衝撃によるものは保証の対象から外れる場合が多いです。
保証の注意点
あると安心な工事保証ですが、いくつか注意しなければならない点があります。
保証がつけられない場合がある
そもそも保証が無い、という塗装業者・施工店もあります。しかし「保証を付けます」とうたっている施工店であっても例外がある可能性があります。
一つ例を挙げると、お家が【直貼り工法】で施工されていた場合。直貼り工法とは防水シートの上に直接外壁材を施工する工法です。直貼り工法は建物内部から水分が抜けにくく、逃げ場を失った水分が外壁材を通って外に出ようとします。その外壁材に塗膜が形成されていた場合、塗膜が膨らむことがあります。
先の方で「塗膜の剥離や膨れが保証の対象になります」と申し上げました。しかし、いくらきちんと施工をしたとしても直貼り工法のお家はそもそも塗膜が膨らんでしまう可能性があるために保証がつけられないのです。
それでも「うちは大丈夫だよ!」と保証をつけてくれる施工店はあります。反対に、保証云々の前に「直貼り工法のお家に塗装はお勧めしません」という施工店もあります。
一番良いのは、保証がつけられない場合やリスクがある場合にきちんと伝えてくれてその上で一緒に解決策を話し合えることだと思います。そのためにも、お家を調査してもらう段階で保証について相談してみることをお勧めします。
書面に残す・発行してもらう
意外と忘れがちな部分ですが、口頭での約束は絶対にNGです💦
不具合があった際に「保証なんてしていません」と言われたら泣き寝入りするしかありません…。
そうならないためにも、工事保証書を発行してもらい手元に残せるようにしましょう。また、保証に限らず打ち合わせした内容については双方の記録に残るように紙に書くなどしてもらうと良いです。
施工店が倒産してしまうと無効に
そしてこちらも注意いただきたいポイントです。
塗装工事を行った塗装業者・施工店が倒産してしまった場合、工事保証が無効になってしまう場合が多いです。
「安心できる会社に工事をお願いしたのに…」とならないためにも、以下のポイントも参考にしてみてください。
①塗装業者の組織・団体に加盟している施工店を選ぶ
施工店が1店舗・1法人の場合は、上記の通り倒産とともに保証が無効になってしまいます。しかし、塗装業者・施工店が複数集まった組織や団体・組合、フランチャイズに加盟している場合、倒産後もその組織が保証を引き継いでくれるケースがあります。
②リフォーム瑕疵保険を利用する
リフォーム瑕疵保険は、施工店とは別の第三者機関(保険法人)が工事を保証します。注意点としては、リフォーム瑕疵保険に事業者登録をした塗装業者・施工店でないとこの保険を使うことが出来ません。保険について、詳しくはプロタイムズの「外壁塗装ジャーナル」でもご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
プロタイムズ宇都宮鶴田店は
プロタイムズ宇都宮鶴田店では基本的に、保証をつけられる場合であれば工事保証をつけ「工事保証書」をお出ししています。詳しい保証内容や年数につきましてはスタッフにご相談ください。
そして当店ははその名前のとおり、【プロタイムズ】という塗装の全国組織(フランチャイズ)に加盟しています。プロタイムズは塗料メーカーのアステックが運営しており、全国一律の施工基準があります。
そのため、施工店(プロタイムズ○○店)から出す工事保証の他に、塗料メーカー(アステック)からも工事保証をお出ししています。プロタイムズではこれをW工事保証と呼んでいます。
序盤で「メーカーからお客様に対して工事保証をお出しするケースは基本的に無い」とお伝えしました。しかしプロタイムズはメーカーが運営する組織であること・全国一律の施工基準があることから、メーカーからの工事保証を可能にしました。
おわりに
今回の内容をまとめ、チェックポイントにすると
・【保証】はどこからどんな内容で出されるのかを確認する
・内容もしっかり把握する(外壁・屋根・付帯でそれぞれ何年ずつか、対象となる不具合はなにか)
・保証の約束は記録に残すようにする
といったところでしょうか。
工事後も安心してお過ごしいただくために、ぜひ今回の内容を参考にしていただければ幸いです。