外壁塗装のタイミングは築10年前後が最適!塗り替え時期を解説!
マイホームの顔となる外壁。
新築時は美しく輝いていても、年月の経過とともに劣化は避けられません。
外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、建物を風雨や紫外線から守り、寿命を延ばすためにも重要なメンテナンスです。
では、外壁塗装はいつ行うのがベストなのでしょうか?
一般的に、築10年前後が最初の塗り替えの目安とされています。
なぜ築10年が目安?外壁塗装のサインを見逃すな!
外壁塗装のタイミングとして「築10年」がよく目安とされています。
これは、一般的に外壁塗装に使用される塗料の耐用年数が10年前後であることが多いからです。
しかし、これはあくまでも目安でです。
住んでいる地域や環境、建物の構造や使用されている塗料の種類によって、劣化のスピードは大きく異なります!
築10年を過ぎたあたりから、ご自宅の外壁に以下の様な症状が出ていないか、注意深く観察してみましょう。
外壁塗装のタイミングを見極める7つのポイント
外壁塗装のタイミングを見極める7つのポイントは、以下の通りです。
- 築年数
- 前回の塗装からの経過年数
- 劣化が発生している
- チョーキング現象の有無
- ひび割れの状態
- 色あせや退色の程度
- カビやコケの発生状況
これらのポイントを詳しく解説していきます。
外壁塗装するタイミング①:目安の築年数に達している
一般的に、外壁塗装の目安となる築年数は以下の通りです。
- 木造住宅:10年~15年
- 鉄骨造住宅:10年~15年
- 鉄筋コンクリート造住宅:10年~15年
もちろん、使用されている塗料や地域環境によって、最適な塗り替え時期は異なります。
あくまでも目安として捉え、その他のポイントも合わせて総合的に判断することが大切です。
外壁塗装するタイミング②:前回の塗装から目安の年数を経過している
前回の塗装から以下の年数が経過している場合は、塗り替えを検討するタイミングと言えるでしょう。
- アクリル塗料: 5年~8年
- ウレタン塗料: 7年~10年
- シリコン塗料: 10年~15年
- フッ素塗料: 15年~20年
塗料の種類によって耐用年数が異なるため、前回の塗装に使用した塗料を確認しておくことが重要です。
外壁塗装するタイミング③:劣化が発生している
外壁材の種類によっても、劣化のスピードや適切な塗料が異なります。
代表的な外壁材と、それぞれの注意点をご紹介します。
- サイディング
セメント質と繊維質を混ぜて板状に成形した外壁材。目地のコーキング劣化にも注意が必要。
- モルタル
砂を水で練り混ぜた外壁材。ひび割れが発生しやすい。
- ALCパネル
軽くて断熱性に優れた外壁材。塗装の密着性が低い場合があるため、適切な下塗りが必要。
外壁塗装するタイミング④:チョーキングがある
チョーキング
外壁を手で触ると、白い粉のようなものが付着する「チョーキング現象」は、塗膜の劣化を示すサインです。
チョーキング現象が見られる場合は、外壁塗装のタイミングと言えるでしょう。
チョーキングを放置するのは良くありません。
外壁材を保護する塗膜の機能が低下し、雨水が内部に浸入しやすくなります。
結果として外壁材の劣化や腐食が進行し、建物の寿命を縮めることにもなりかねません。
外壁塗装するタイミング⑤ひび割れしている
外壁にひび割れがある場合は、早急な対策が必要です。
ひび割れの幅が0.5mm以上ある場合は、雨漏りのリスクが高まるため注意が必要です。
ひび割れには2種類あります。
1つは構造的な問題を示唆する「構造クラック」です。
もう一つは塗膜の劣化による「ヘアークラック」です。
ヘアークラック
構造クラックの場合は、専門業者による調査と補修が必要です。
外壁塗装するタイミング⑥色あせや退色している
紫外線や風雨の影響を受けると、外壁の色は徐々にあせていきます。
色あせや退色が目立つ場合は、外壁塗装を検討する時期と言えるでしょう。
色あせや退色を放置すると、建物の外観を損なうだけでなく、塗膜の劣化が進行している可能性があります。
外壁塗装するタイミング⑦カビやコケが発生している
外壁にカビやコケが発生している場合は、湿気が原因となっている可能性があります。
放置すると外壁材の劣化を早めるだけでなく、健康面にも悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。
外壁塗装に最適な時期は春と夏
外壁塗装は、天候に左右される作業です。
そのため、施工に適したシーズンを選ぶことが、仕上がりの美しさや耐久性に大きく影響します。
一般的に、外壁塗装に最適なシーズンは、春と秋と言われています。
- 春(3月~5月)
- 秋(9月~11月)
春は気温と湿度が安定しており、塗料が乾燥しやすい時期のため、最適なシーズンといえます。
秋も春と同様に天候が安定しており、台風の影響もうけにくい時期です!
ただし、地域や気候条件によって最適な時期は異なります。
例えば、梅雨時期の長い地域では、梅雨明け後の乾燥した時期を選ぶなど、柔軟に対応する必要があります。
高額になりがちな外壁塗装を予算内で済ませるには?
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。
そのため「少しでも費用を抑えたい」と考えるのは当然のことです。
しかし、ただ単に価格が安い塗装業者を選べばいいというわけではありません。
適切な時期に、適切な施工を行うことで、結果的に費用を抑え、建物を長持ちさせることにつながります。
高額になりがちな外壁塗装を予算内で済ませるためのポイントを5つあります。
- 塗装のタイミングを逃さない
- 複数の業者から見積もりを取る
- 信頼できる業者を選ぶこと
- 塗装業者のキャンペーンや割引を利用する
- 支払い方法を工夫する
それぞれのポイントを解説しようと思います。
費用を抑えるポイント①塗装のタイミングの逃さない!
まずは外壁塗装のタイミングを逃さないことです。
築年数やチョーキングの有無など、前述でお伝えしたタイミング見極めて、塗装を行うことが大事です。
費用を抑えるポイント②複数の業者から見積をとること
塗装業者によって、使用する塗料や施工方法、価格設定が異なります。
複数の業者から見積もりを取ることで、相場を把握し、自分の希望に合った業者を見つけることができます。
見積もりを比較する際のポイント
- 塗装面積: 見積もりに記載されている塗装面積が正しいか確認しましょう。
- 塗料の種類: どのような塗料が使われているか、耐久年数や機能性を比較しましょう。
- 施工内容: 下地処理や塗装回数など、どのような施工内容が含まれているか確認しましょう。
- 保証内容: 保証期間や保証内容を確認しましょう。
- 追加費用の有無: 見積もりに含まれていない追加費用が発生する可能性がないか確認しましょう。
費用を抑えるポイント③信頼できる外壁塗装業者にお願いする
信頼できる業者にお願いすることが安く済ませるコツです。
信頼できる業者の見分け方は以下を抑えると良いでしょう。
- 口コミや評判をチェックする
- 地元密着型の業者を選ぶ
- 資格や保証内容を確認する
- 営業担当者や職場の雰囲気を見る
- HPなどで施工事例を確認する
- 契約内容を慎重に確認する
これらを抑えて業者を見ることで、良い業者と巡り合うことができるでしょう。
費用を抑えるポイント④塗装業者のキャンペーンや割引を利用する
業者によっては、オフシーズンに割引キャンペーンを行っていることもあります。
タイミングを見計らってオフシーズンに依頼することで、費用を抑えることができます。
費用を抑えるポイント⑤支払方法に工夫する
現金一括払いを選ぶことで、割引を受けられることもあります。
また、リフォームローンを利用して減税制度を活用することで、実質的な費用負担を軽減することができる場合もあります。
まとめ|外壁塗装は計画的に!見極めタイミングを見逃さないように!
外壁塗装は、建物の寿命を延ばすための重要なメンテナンスです。
築10年を目安に、劣化サインを見逃さず、適切な時期に塗り替えを行いましょう。
「外壁塗装を検討しているけれど、どこから始めれば良いかわからない」
「信頼できる業者を紹介してほしい」
といったお悩みがあれば、お気軽に弊社までお問い合わせください。
経験豊富なスタッフがご相談に乗り、お客様に最適な解決策をご提案いたします!
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