ALC外壁に塗装は必要?(高橋)|外壁塗装・屋根リフォーム専門店プロタイムズ栃木
宇都宮市・那須塩原市・栃木市の皆様こんにちは!
栃木県県宇都宮市・那須塩原市・栃木市地域密着の屋根・外壁塗装専門店とちのき塗装テック
宇都宮鶴田店の高橋梨佳子です!
宇都宮市・那須塩原市・栃木市で数少ない自社職人在籍の外壁塗装&屋根塗装専門店だから、高品質の塗装工事を提供できます!
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ALCパネル、ご存知ですか?
皆さまはALCパネルという外壁材をご存知でしょうか。企業の事務所やビル、和風の住宅によく使用されている建材です。
現在多く普及している窯業系サイディングのようにパネルとパネルの間にシーリングが打たれております。そのためALC外壁の建物を見ると縦横に規則正しく目地(線)が入っており特徴的な外観になっています。
↑宇都宮鶴田店にて施工させていただいたALCのお家です。目地が縦横に入っているのが見えますでしょうか。
ALCパネルは優秀な建材!
「ALC」は「軽量気泡コンクリート(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)」の略で、主成分は珪石・セメント・生石灰などです。無機質で出来ているので耐火性に優れています。また、コンクリートと名前が付いてますが、気泡を多く含んでいるため強度がありながらとても軽量です。そしてこの気泡が音も吸収してくれるので遮音効果も期待出来ます。
整理すると…
・耐火性
・軽量性(≒耐震性)
・耐久性(≒強度)
・遮音性
が高いとても優秀な建材なんです。
ALCパネルの弱点
一見完璧な外壁材に思えますが、弱点もあります。
それは吸水性が高いということです。ALCパネルに限った話ではありませんが、建物を劣化させる要因の一つが「水」です。たとえば、外壁の劣化症状の「凍害」も水の浸入によって起きるもので、症状がひどい場合にはボロボロと崩れてしまいます。
水は小さなひび割れからも浸入しますので、全面的に水を吸水しやすいALCパネルを外壁に使用する際には塗装で防水処理をする必要があります。
↑凍害が起きてしまったALCパネルです。よく見るとALC特有の気泡が見えます。
長持ちさせるには塗装が必要不可欠!
ここまでALCパネルの良い点と弱点を見てきました。皆さまもうお分かりかもしれませんが、結論としてはALCパネルに塗装は必要です。
塗装が必要なサイン・時期は他の外壁材とほとんど変わりません。
☆軽度なサイン☆
色あせ・チョーキング現象(外壁を触ると白い粉が付く)が見られたら。
☆早めの対処が必要☆
表面や目地部分にひび割れが見られたら。サッシ周りも要チェックです。
☆すぐにでもメンテンナンスを!☆
上の写真のような重度の劣化がある場合。
劣化が広範囲に及んでしまっていたり重症化しているとパネルを交換して塗装をする必要が出てきますし、最悪の場合は塗装が出来ないということになります。そうならないためにも、軽度な段階やひび割れが見られた段階でメンテンナンスを検討することをお勧めします。
シーリングも一緒にメンテナンスが◎
冒頭で「ALC外壁のお家はパネルとパネルの間にシーリングが打たれています」とお伝えしました。そのため、外壁塗装をするのであればシーリングも一緒にメンテナンスすると良いです。
理由としては、
・シーリングから先に劣化していることが多いため
・目地部分からも水が浸入する可能性がある
・一緒に工事をすると足場を立てる回数が1回で済む
・シーリングの上から塗装をすることで塗膜がシーリングを保護してくれる
といったことが挙げられます。
シーリングの施工手順
プライマー塗布
シーリング打設
へら押さえ
施工完了
おわりに
いかがでしたでしょうか。ALCパネルはその性能の良さから寿命が50年以上とも言われています。しかしそれほど長持ちさせるためには塗装による定期的なメンテナンスが必要不可欠です。特に水の浸入に気を付ける必要があります。
塗装をご検討の際は、現状はどのようになっているのか・水の浸入から建物を守るような見積になっているのかなどをよくチェックしてみてください。
また、ご不明点があったりご自身で判断がつかない場合には、ぜひ私たち県内4店舗のプロタイムズ栃木へご相談くださいませ。